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オーストラリアドルとは?紙幣と硬貨の種類・特徴・デザインを紹介 | 外貨両替マネーバンク

オーストラリアドルとは?紙幣と硬貨の種類・特徴・デザインを紹介

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オーストラリアの通貨は「オーストラリアドル(AUD)」で、世界第6位の取引量を誇ります。オーストラリア国内では「$」と表記されていますが、アメリカドルなど他国の通貨との混同を避けるために、国際的には「AU$」や「A$」と表記されることもあります。日本では「オーストラリアドル」や「豪ドル」と呼ぶのが一般的です。オーストラリアは、鉄鉱石や石炭などの鉱物資源に加え、小麦や牛肉などの農作物も豊富な「資源国」であり、オーストラリアドルは資源国通貨に分類されます。資源国通貨とは、資源を多く輸出する国の通貨を指し、資源価格の変動に影響を受けやすい特徴があります。オーストラリアドルの背景や特性を理解しておくと、紙幣や硬貨のデザインや機能の意図をより深く読み解くことができます。本記事では、オーストラリアの紙幣と硬貨の種類やデザイン、素材の特徴についてご紹介します。

オーストラリアの紙幣

紙幣は、100ドル・50ドル・20ドル・10ドル・5ドルの5種類あります。オーストラリア紙幣はすべてポリマー製で、1988年に世界で初めてプラスチック素材を採用しました。ポリマー紙幣は水に強く、破れにくいのが特徴です。サーファーやダイバーが多いオーストラリアでは、サーフパンツのポケットに紙幣を入れたまま海に入っても、損傷を受けることなく使用できるほどの耐久性を備えています。さらに、カラフルな色が特徴で、偽造されにくい高度なセキュリティ機能も搭載されています。各紙幣にはオーストラリアの歴史や文化に貢献した人物の肖像画や、その人物に関連する建物やシンボルなどが描かれています。

100ドル紙幣

紙幣の色:緑色
表面はオペラ歌手「ネリー・メルバ」が描かれています。メルボルン出身で、オーストラリアで初めて世界的な名声を得た音楽家であり、高く評価されたその歌声と芸術性は、母国の文化的自信を象徴する存在となりました。裏面は、第一次世界大戦時のオーストラリア帝国軍で活躍した将軍「ジョン・モナシュ」が描かれています。

50ドル紙幣

紙幣の色:黄色
表面は、先住民族アボリジニとして初めて特許を取得した発明家「デイビッド・ユナイポン」が描かれています。アボリジニ文化の保護と普及に尽力した人物です。裏面は、オーストラリア初の女性国会議員となった「エディス・ディルクセイ・カーワン」が描かれており、女性と子どもの権利向上活動をしたことで知られています。

20ドル紙幣

紙幣の色:赤色
表面は、19世初頭に活躍したオーストラリアの実業家「マリー・ライビー」が描かれています。もともと囚人としてオーストラリアへ強制送還されましたが、後に植民地で成功を収め大富豪となりました。裏面は、オーストラリアの広大な内陸部での医療の届きにくさに着目し、航空医療サービス「フライング・ドクター・サービス」を創始した「ジョン・フリン」です。

10ドル紙幣

紙幣の色:青色
表面は、詩人・作家・ジャーナリストとしても活躍した「バンジョー・パターソン」で、「ワルチング・マチルダ」をはじめ、多くの詩が有名です。裏面は、詩人・作家・社会運動家としても知られる「ダム・マリー・ギルモア」です。この紙幣には、言葉の力で人々の心を動かし、文化や社会に深く貢献した2人の文学者が描かれています。

5ドル紙幣

紙幣の色:紫色
表面は、長年オーストラリア国民に親しまれてきた「エリザベス2世」の肖像画、裏面は首都キャンベラにある「オーストラリア国会議事堂」が描かれています。

オーストラリアの硬貨

硬貨は、2ドル・1ドル・50セント・20セント・10セント・5セントの6種類あり、1ドル=100セントに相当します。ドル硬貨は、銅・アルミニウム・ニッケルの合金製でゴールド色、セント硬貨は、銅・ニッケルの合金製でシルバー色をしています。すべての硬貨の表面には「エリザベス2世」の肖像がデザインされており、額面の数字も大きく記載されているため、見分けがつきやすいのが特徴です。また、ドル硬貨は金額が高くなるほどサイズが小さく、2ドル硬貨が最も小さいです。一方で、セント硬貨は金額が高くなるほどサイズが大きく、50セントが最も大きなサイズになっています。色・素材・サイズの違いで、直感的に見分けやすい工夫がされています。

参考)オーストラリア造幣局公式サイト(流通硬貨)

2ドル硬貨

裏面には「2DOLLARS」の文字とともに、「先住民族アボリジニと南十字星、バンクシアの枝」がデザインされています。オーストラリアの先住民族文化や自然が感じられるデザインです。

1ドル硬貨

裏面は「1DOLLAR」の文字と「5頭のカンガルー」がデザインされています。ジャンプする姿が躍動感たっぷりで、オーストラリアらしさが感じられます。

50セント硬貨

裏面は「50」の文字と「オーストラリアの紋章とカンガルーとエミュー」がデザインされています。すべての硬貨の中で一番大きいサイズで、12角形という特徴的な形をしています。

20セント硬貨

裏面は「20」の文字と水中を泳ぐ「カモノハシ」がデザインされています。ユニークな外見のカモノハシは、オーストラリア特有の哺乳類です。

10セント硬貨

裏面は「10」の文字と羽を大きく広げた「コトドリ」がデザインされています。コトドリは複雑な鳴き声を真似る能力で知られる鳥です。

5セント硬貨

裏面には「5」の文字と、オーストラリアを代表する動物「ハリモグラ」が描かれています。オーストラリアの生態系を維持する上で大切な役割を担っている生物といわれています。
 

オーストラリアで使用されている通貨の最小単位は5セントで、1セント硬貨・2セント硬貨は1992年に廃止されました。そのため、お店で「$4.98」など、1セント単位の金額で表記されている場合は、ルールに基づいて金額が調整されています。1・2セントは切り捨て、3・4・6・7セントは5セントに丸める、8・9セントは10セントに切り上げとなり、5セント単位で処理されます。例えば、$4.98の場合は「$5.00」となります。ただし、クレジットカードやデビットカードの支払では、1セント単位での支払いが可能となるため、端数処理は現金で支払う場合のみ適用されます。現金での買い物の際にこのルールを知っておくと、スムーズにお会計ができるため便利です。

まとめ

お)オーストラリア紙幣と硬貨1_640.jpg

オーストラリアでは、コンタクトレス決済をはじめとするキャッシュレス決済が広く普及しており、多くの店舗が現金よりカードやスマホ決済を優先しています。ただし、クレジットカードを利用する際は、発行会社やカード種別によって海外取扱手数料や為替手数料がかかる場合があるので、事前に自分のカードの手数料や利用条件を確認しておきましょう。VisaやMasterCardなど、国際ブランドのカードはほとんどの店舗で利用可能なため、一枚持っておくと安心です。現金が必要な場面は少ないですが、一部の公共交通機関(バスやフェリー)ではカード決済に対応していないケースもあるため、5ドル札や10ドル札の小額紙幣を用意しておくと役に立ちます。

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