インドネシアは東南アジアに位置し、赤道付近にある約17,000もの島々からなる国です。人口は、2024年時点で約2.7億人と、中国・インド・アメリカに次いで世界第4位となっています。現在の首都はジャカルタですが、2024年以降は新首都「ヌサンタラ」への移転が進められており、今後も更なる発展が期待されています。ジャカルタの玄関口であるスカルノ・ハッタ国際空港は、ジャカルタ国際空港とも呼ばれ、経済・人口の中心であるジャワ島に位置しています。本記事では、直行便のフライト情報や空港施設、両替情報をご紹介します。

2025年04月30日時点で、日本からスカルノ・ハッタ国際空港への1日あたりの直行便は、成田空港および羽田空港から1日3便が運航しています。便数は曜日やシーズンによって変動する場合があります。航空会社は、日本航空（JAL）、全日空（ANA）、ガルーダ・インドネシア航空のほか、ハワイアン航空やユナイテッド航空などのコードシェア便を含む計7社が運航しています。ジャカルタは東南アジアならではの活気ある街並みや文化を体験でき、日本からも多くの観光客が訪れています。

参考）成田空港公式サイト（出発フライト一覧）
参考）羽田空港公式サイト（国際線フライト）

スカルノ・ハッタ国際空港には、ターミナル1・2・3の3つのターミナルがあります。ターミナル1は主に国内線、ターミナル2は国内線と一部の国際線に対応しており、日本からの直行便の多くはターミナル3に到着します。ターミナル間の移動には、無料のスカイトレインやシャトルバスが利用できます。ターミナル3には、ファストフードやカフェ、レストランが揃っており、日系の飲食店も多数あります。また、本場のインドネシア料理も楽しめるため、出発前の食事にも便利です。ショッピングエリアも充実しており、免税店やブランドショップ、お土産店も多いため、インドネシアならではのお土産を探すのにもおすすめです。

空港での両替

国際線が到着するターミナル3には、BNI銀行・BCA銀行・BRI銀行・マンディリ銀行といった、インドネシアの大手銀行が運営する両替所があります。空港での両替は、市内よりレートが良くない傾向にありますが、銀行直営のため、安全性が高く、偽札の心配もないため安心して利用できます。

市内での両替

ジャカルタ市内の両替でも、大手銀行の利用がおすすめです。両替専門店よりも、レートや手数料が高くなる場合がありますが、正確な金額が受け取れ、偽札のリスクもほとんどありません。ただし、銀行の営業時間は限られているため、事前に営業日や時間を確認しておくと安心です。市内の両替専門店を利用する際は、偽札や詐欺のトラブルに注意が必要です。両替前にレートをしっかり確認し、両替後はその場で受け取った金額を確認するようにしてください。

電車（スカイトレイン・空港鉄道）

スカルノ・ハッタ国際空港から市内へ向かうには、まずスカイトレインでスカルノハッタ駅へ移動し、そこから空港鉄道（AirportRaillink）に乗車します。市内までの所要時間は約50分、料金は約70,000ルピアです。チケットは自動券売機のほか、公式サイトやアプリでも購入可能で、支払はすべてクレジットカードのみ対応しています。運行本数が多く、時間も正確なため、ジャカルタ特有の渋滞を避けたい方におすすめです。

エアポートシャトルバス

スカルノ・ハッタ国際空港の全ターミナルから利用できるエアポートシャトルバスは、ジャカルタ市内各所に停車する利便性の高い交通手段です。通常、渋滞がなければ市内まで通常45分～60分ほどで到着しますが、渋滞時は所要時間が大幅に延びることもあるため、時間に余裕をもって利用するのが安心です。チケットは空港内のチケットカウンターで購入できます。料金も比較的手頃なため、コストを抑えたい方におすすめです。

タクシー

スカルノ・ハッタ国際空港では、メータータクシーとクーポンタクシーの2種類が利用可能です。メータータクシーは、発券機で整理券を受け取り、順番が来たら乗車します。料金は走行距離に応じて加算され、高速料金は別途請求されます。渋滞時には料金が高くなる点に注意が必要です。一方、クーポンタクシーは行き先ごとにあらかじめ料金が設定されており、タクシーカウンターでチケットを購入します。高速料金が含まれているため、ぼったくりの心配がなく、安心して利用できるのが特徴です。ただし、メータータクシーよりも割高になる場合もあります。

配車アプリ

「Grab」や「Gojek」など、配車アプリも便利な移動手段です。料金は渋滞状況や利用する車種によって変動しますが、一般のタクシーよりも安くなるケースがあります。料金は事前に確認でき、アプリ内で支払まで完結するため安心です。あらかじめアプリをインストールし、アカウント登録を済ませておけば、到着後スムーズに利用できます。

インドネシアではクレジットカードの利用も普及していますが、依然として現金が必要な場面も少なくありません。観光客向けのレストランやショッピングモール、ホテルなどではクレジットカードが利用できますが、タクシー、屋台、ローカルレストランなどでは現金払いが一般的です。特に、空港から市内への移動でタクシーを利用する場合は、現金のみ対応しているケースがほとんどです。到着後すぐに移動できるよう、あらかじめインドネシアルピアを用意しておくと安心です。クレジットカードと現金をうまく使い分けることで、よりスムーズな旅が実現できます。外貨両替マネーバンクでも、インドネシアルピアを取り扱っております。出発前にレートや在庫状況をご確認のうえ、ぜひご利用ください。

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