シンガポールは、温暖な気候と多民族国家ならではの国際色豊かな文化が魅力の国です。国土面積は東京23区をやや上回るほどの広さです。シンガポールの玄関口であるチャンギ国際空港は、東南アジア最大のハブ空港であり、2025年の「世界の空港ランキング（Skytrax）」で1位に選ばれています。空港内には巨大な滝や庭園・ショッピングモールなど、観光地のような施設が揃っており、世界トップクラスの空港として知られています。本記事では、シンガポールへのフライト情報や空港内のおすすめスポットについてご紹介します。観光で訪れる方はもちろん、乗り継ぎで空港を利用する方もぜひ参考にしてください。

2025年04月15日時点で、日本からチャンギ国際空港への直行便は、成田空港から7～8便、羽田空港から7便、関西国際空港から5便、中部国際空港から1便、福岡空港から1便が運航しています。新千歳空港からは経由便が1便運航しています。便数はシーズンや曜日によって変動する場合があります。航空会社は、シンガポール航空、日本航空（JAL）、全日空（ANA）、スクート、Peachのほか、コードシェア便としてカンタス航空、アメリカン航空、スリランカ航空、アラスカ航空、エア・インディアなど、計18社が運航しています。フライト時間は約7時間～8時間で、日本各地から多くの観光客が訪れています。

参考）成田空港公式サイト（出発フライト一覧）
参考）羽田空港公式サイト（国際線フライト）
参考）関西国際空港公式サイト（フライト情報）
参考）中部国際空港（フライト情報）
参考）新千歳空港公式サイト（本日のフライト）
参考）福岡空港（フライト情報）

チャンギ国際空港は、ターミナルごとに特徴的な施設が揃っています。全4つのターミナルは、レストランやショッピングの充実度はもちろん、テーマパークのような施設も多く、乗り継ぎの合間でも充実した時間を過ごすことができます。

カクタス・ガーデン（第1ターミナル）

開放的な屋上にある庭園で、100種類以上のサボテンや多肉植物が栽培されています。植物好きの方におすすめのスポットです。

サンフラワー・ガーデン（第2ターミナル）

第2ターミナルの屋上にあり、約500本のひまわりが咲き誇る庭園です。無料で入ることができ、写真スポットとしても人気があります。飛行機の離発着が見られるため、飛行機好きの方や、トランジットの待ち時間にリフレッシュしたい方にもおすすめです。

バタフライ・ガーデン（第3ターミナル）

出国審査後の出発ロビーに位置する庭園で、約1,000羽を超える蝶が生息しています。開放感あふれる植物園のような空間で自然を楽しむことができます。無料で入場でき、運が良ければ孵化の瞬間を見ることができるかもしれません。

ジュエル・チャンギ

2019年にオープンした、空港に直結する10階建ての複合施設です。第1・2・3ターミナルからは連絡通路からアクセスできますが、第4ターミナルからは直結していないため、別のターミナルへ移動が必要です。見ておきたいところは、地上5階から地下2階まで流れ落ちる世界最大級の室内滝「レイン・ボルテックス」や大規模な室内庭園「フォレスト・バレー」、そして有料アトラクション施設「キャノピーパーク」など、空港とは思えない施設が揃っています。

MRT（地下鉄）

シンガポールの主要な交通機関で、市内までの移動手段として一般的です。第2・第3ターミナルから乗車できます。料金は目的地によって異なりますが、市内中心部まで約2シンガポールドル、所要時間は約30分です。通勤時間帯は混雑するため、乗車時間に注意してください。

タクシー

目的地まで直接アクセスできる便利な移動手段で、大きな荷物がある場合やグループでの移動におすすめです。市内へは約30分～40分で到着し、料金は日本と同じメーター制です。深夜帯やラッシュアワーには追加料金が発生することがあるため注意してください。

公共バス

各ターミナルの地下にバス乗り場があります。料金は2～3シンガポールドルで、景観を眺めながら移動でき、地元の雰囲気を味わいたい方におすすめです。支払方法は、クレジットカードや乗り放題パス・現金などが可能ですが、現金の場合はお釣りが出ないので注意してください。所要時間は約60分。スーツケースなど大きな荷物がある場合は、他の移動手段を検討するのが良さそうです。

シャトルバス

空港と市内の各ホテルを結ぶ乗り合い式のバスです。大きな荷物があっても安心して利用できます。利用者の宿泊ホテルを順番に回るため、時間に余裕を持って乗車してください。料金は、大人：9シンガポールドル・子ども：6シンガポールドルです。車内ではWi-fiが使用でき、深夜帯も運行しています。

シンガポールの物価は、基本的に日本よりもやや高めといわれており、実際に現地で驚かれる方も少なくありません。特に観光地や旅行者向けのレストランでは、価格が高く感じられることがあります。食事や買い物などを想定し、あらかじめ多めに両替をしておくと安心です。外貨両替マネーバンクでもシンガポールドルを取り扱っていますので、レートや在庫状況をぜひご確認ください。

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