ハワイは、美しいビーチや豊かな自然が魅力のリゾート地として、観光やハネムーンに人気の旅行先です。日本語を話せるスタッフも多く、海外旅行が初めての方でも安心して旅行を楽しめる点も魅力のひとつです。そんなハワイの玄関口となるのが、オアフ島ホノルルに位置する「ダニエル・K・イノウエ国際空港」です。ハワイ州で最も利用者数の多い空港で、日本からも多くの直行便が発着しています。以前は「ホノルル国際空港」という名称でしたが、2017年にハワイ出身・日系アメリカ人の政治家であり、アメリカ合衆国上院議員を務めた「ダニエル・K・イノウエ氏」に敬意を表して、現在の名称へと変更されました。空港から観光の中心地であるワイキキまでは車でおよそ20分～30分とアクセスも良好です。本記事では、ハワイ旅行を計画している方に向けて、フライトや空港施設、市内へのアクセス、両替事情についてご紹介します。

2025年05月27日時点で、日本からハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港へ直行便は、成田空港から2～4便、羽田空港から6便、関西国際空港から1～2便、中部国際空港から1便が運航しています。便数は曜日やシーズンによって変動する場合があるため、最新の運航状況は各空港の公式サイトをご確認ください。航空会社は、全日空（ANA）、日本航空（JAL）、ハワイアン航空、デルタ航空、ユナイテッド航空、ZIPAIRなど、コードシェア便を含めて計13社が運航しています。フライト時間はおよそ7時間～9時間、日本との時差はマイナス19時間です。移動時間が長く時差も大きいため、出発前に時差ボケ対策を確認しておくと安心です。

参考）成田空港公式サイト（出発フライト一覧）
参考）羽田空港公式サイト（国際線フライト）
参考）関西国際空港公式サイト（フライト情報）
参考）中部国際空港（フライト情報）

ダニエル・K・イノウエ国際空港は、3つのターミナル（ターミナル1～3）から構成される3階建ての施設で、ハワイ州最大の規模を誇る空港です。それぞれのターミナルには異なる機能があり、ターミナル1は主にアメリカ国内線専用、ターミナル2は国際線の発着に対応したメインターミナルとして利用されています。日本から発着する便の多くは、このターミナル2を利用します。ターミナル3はハワイ離島路線専用で、モクレレ航空が運航しています。空港は24時間利用可能で、フルサービスキャリア（FSC）からLCCまで、多くの航空会社に対応しています。ターミナル間は徒歩でも移動できますが、荷物が多い場合には、無料のシャトルバス「Wiki Wiki」の利用がおすすめです。ターミナル2はレストランやショップが充実しており、お寿司などの日本食が楽しめる店舗もあります。また、ハワイならではのお土産も揃っているため、帰国前のショッピングにも快適な環境です。

参考）ダニエル・K・イノウエ国際空港公式サイト

タクシー

ダニエル・K・イノウエ国際空港に到着後、到着ロビーを出てすぐ、道路を1本渡った先にタクシー乗り場があります。ワイキキ方面へ向かう利用者が多いため、多くのドライバーは主要ホテルの場所を把握しています。ホテル名を伝えるだけでスムーズに目的地へ案内してもらるケースが一般的なため、利用しやすい移動手段のひとつです。所要時間は約20分、チップは料金の15％～20％が目安です。コミュニケーションに不安のある方や、ハワイ旅行が初めての方でも安心して利用できます。

配車サービス

「Uber」や「Lyft」などの配車アプリも便利な移動手段です。空港では専用の乗車ポイントからの利用となるため、アプリ内の案内に従って乗車場所へ向かうようにしてください。ワイキキまでの所要時間は約20分です。料金は、需要の高まる時間帯や天候などの条件によって変動する場合があります。アプリで行き先を入力するだけで、所要時間や料金が表示されるため、コミュニケーションに不安がある方にもおすすめです。チップはアプリ内から簡単に設定できるほか、現金で直接渡すことも可能で、料金の15%～20％が目安です。スムーズに利用するために、渡航前にアプリのインストールとアカウント登録を済ませておくと便利です。

空港送迎シャトルバス

シャトルバスは複数の利用者が乗車し、ホテルを順番に巡るサービスです。所要時間は30分～60分ほどですが、宿泊先のホテルによって異なります。利用する場合は、空港到着後に現地で手配することも可能ですが、事前に予約をしておくと安心です。荷物の積み降ろしを手伝ってもらった場合は、ドライバーに1ドル～2ドルのチップを渡すのがマナーとされています。

レンタカー

ハワイ滞在中に自由に移動したい方や、何度も訪れているリピーターの方にはレンタカーの利用もおすすめです。日本からオンラインで事前予約することができ、日本語対応のカーナビがついた車も選べます。ハワイ州では、入国から1年以内であれば国際免許がなくても日本の運転免許証のみで運転が可能とされています。ただし、その証明としてパスポートの提示が必要なため、運転時は必ず携帯してください。また、万が一のトラブルに備え国際免許も取得しておくとより安心です。

旅行を楽しむためには、現地の物価や費用の相場を事前に調べておくのが大切です。ハワイの物価は日本に比べて高く、日本の2倍以上ともいわれています。インフレや円安の影響もあり、ここ数年で物価が大きく上昇しているため、旅行前にしっかりと予算を立てておくと安心です。また、ハワイではアメリカ本土と同じくチップの習慣があり、レストランやホテル、タクシーなどさまざな場面でチップの支払いが必要です。現地では、クレジットカードやスマホ決済のキャッシュレス決済が広く普及していますが、一部のローカル店舗やチップの支払いでは現金が必要になることもあります。渡航前に小額紙幣を中心にある程度の現金を用意しておくのがおすすめです。外貨両替マネーバンクでは、米ドルをはじめとする17通貨を取り扱っており、旅行に便利な紙幣の組み合わせでご用意しています。在庫状況やレートをご確認のうえ、ぜひご利用ください。

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