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米ドルってどんなお金?米ドル紙幣と硬貨の種類・特徴を紹介 | 外貨両替マネーバンク

米ドルってどんなお金?米ドル紙幣と硬貨の種類・特徴を紹介

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経済大国アメリカの通貨「米ドル(USD)」は、世界でもっとも広く流通している通貨であり、通貨別の取引量では世界第1位です。アメリカ国内はもちろん、世界各国でも国際貿易や金融取引の決済手段として広く使われており、影響力の大きい通貨のひとつです。さらに、アメリカ以外にも米ドルを主要通貨として使用している国や地域が数多くあります。本記事では、米ドルの紙幣と硬貨の種類や特徴について、わかりやすくご紹介します。初めて米ドルを使う方や、海外旅行の準備をしている方は、ぜひ参考にしてください。

米ドルはどんな通貨

米ドル(通貨コード:USD)はアメリカ合衆国の通貨で、世界でもっとも取引量の多い通貨です。通貨コード「USD」は「United States Dollar」の略称で、各国の通貨はアルファベット3文字のコードで表されます。米ドルの紙幣は、アメリカの中央銀行にあたる「連邦準備制度理事会(FRB)」が発行しています。現在、米ドルは「基軸通貨」として、国際通貨の中で中心的な役割を担っています。もともと、基軸通貨は英国ポンド(GBP)が担っていましたが、第二次世界大戦後の英国経済の衰退をきっかけに、米ドルが基軸通貨として位置づけられました。それ以来、米ドルは国際貿易や金融取引などの場面で中心的な存在として、世界経済に大きな影響力を持ち続けています。

参考)連邦準備制度理事会(FRB)公式ホームページ
参考)外務省公式ホームページ(アメリカ合衆国)

米ドルの種類

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米ドル(USD)には「ドル」「セント」の2つの単位があり、1ドルは100セントに相当します。紙幣は、100ドル・50ドル・20ドル・10ドル・5ドル・2ドル・1ドルの7種類あります。ただし、2ドル紙幣はあまり流通していないため、主に使用されている紙幣は6種類です。硬貨は、1ドル・50セント(ハーフダラー)・25セント(クォーター)・10セント(ダイム)・5セント(ニッケル)・1セント(ペニー)の6種類があります。このうち、1ドル硬貨と50セント硬貨はほとんど見かけることがなく、主に使用されている硬貨は4種類です。なお、アメリカでは「ドル」をカジュアルに「バックス(bucks)」と呼ぶこともあります。

米ドル紙幣のデザイン・特徴

アメリカの紙幣には、歴代の大統領やアメリカの歴史を象徴する人物の肖像画が描かれています。現在流通している紙幣(2004年版)は、麻25%・綿75%の素材でできており、耐久性に優れています。また、赤と青の偽造防止繊維が紙全体に織り込まれているほか、透かしやホログラムなど複数の偽造防止技術が取り入れられています。今回は、現在主に流通している6種類の紙幣についてご紹介します。

100ドル

表面は、アメリカ独立に貢献し、雷が電気であることの発見やしたことで知られる「ベンジャミン・フランクリン」、裏面は、アメリカ独立の象徴ともいえる「独立記念館」のデザインです。2004年版の100ドル札は、中央に青いセキュリティ・リボンが織り込まれており、紙幣を前後に傾けると「100」の数字が左右に動き、左右に動かすと上下に動く仕組みです。また、セキュリティ・リボン右横にあるインク瓶の中のベルの色は、紙幣を45度傾けると赤褐色から緑に変化します。

50ドル

表面は、南北戦争で北軍を優勝に導き、その後、第18代大統領となった「ユリシーズ・S・グラント」、裏面は「連邦議会議事堂」のデザインです。紙幣を45度傾けると、右下にある「50」の数字が赤褐色から緑に変わります。

20ドル

表面は、第7代大統領「アンドリュー・ジャクソン」、裏面は大統領官邸「ホワイトハウス」のデザインです。紙幣を45度傾けると、右下にある「20」の数字が赤褐色から緑に変わります。

10ドル

表面は、アメリカの初代財務長官を務めた「アレクサンダー・ハミルトン」、裏面は「アメリカ財務省」のデザインです。紙幣を45度傾けると、右下にある「10」の数字が赤褐色から緑に変わります。

5ドル

表面は、奴隷解放で有名な、第16代大統領「エイブラハム・リンカーン」、裏面は彼を称えた「リンカーン記念館」のデザインです。5ドル紙幣には色の変わるインクは使用されていませんが、光にかざすと「5」の数字の透かしが確認できます。

1ドル

表面は、初代大統領「ジョージ・ワシントン」、裏面は「アメリカ合衆国の国章」のデザインです。他の高額紙幣に比べると、1ドル紙幣はセキュリティ対策がシンプルで、特殊インクや透かしなどは使われていません。

米ドル硬貨のデザイン・特徴

アメリカの硬貨には、国の歴史や文化が反映されており、表面には大統領の肖像画が描かれているのが特徴です。今回は、日常的によく使われている4種類の米ドル硬貨について、その特徴や見分け方をご紹介します。種類が多く最初は迷うかもしれませんが、あらかじめ特徴を理解しておくことでスムーズに使い分けることができます。

25セント:Quarter(クオーター)

色はシルバーで、表面には初代大統領「ジョージ・ワシントン」の肖像画が描かれています。日常的に最もよく使われる硬貨のひとつで、4種類の中では最もサイズが大きいのが特徴です。

10セント:Dime(ダイム)

色はシルバーで、表面は、第32代大統領「フランクリン・D・ルーズベルト」の肖像画が描かれています。4種類の中で最も小さく薄い硬貨です。

5セント:Nickel(ニッケル)

色はシルバーで、表面は第3代大統領「トーマス・ジェファーソン」の肖像画が描かれています。厚みがあるのが特徴で、手に取ると見た目よりも重く感じるのが特徴です。

1セント:Penny(ペニー)

ブロンズ色で、表面は第16代大統領「エイブラハム・リンカーン」の肖像画が描かれています。紹介した4種類の中で唯一ブロンズ色をしており、色で簡単に見分けることができます。

まとめ

アメリカではキャッシュレス決済が広く普及していますが、チップの支払いや一部の店舗では、現金が必要になることもあります。そのため、米ドル紙幣や硬貨に関する基礎知識を押さえておくと、現金での支払いもスムーズに対応できます。特に、紙幣の種類や偽造防止の特徴を知っておくことで、安心して取り扱えるだけでなく、アメリカの歴史や文化への理解を深めるきっかけにもなります。また、米ドルは国際的な「基軸通貨」として、ニュースやビジネスの場面で頻繁に登場する通貨です。旅行中はもちろん、日常生活でも知識が役立つはずです。

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