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ユーロってどんな通貨?旅行前に知りたい紙幣と硬貨の種類・デザインの特徴を紹介

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ユーロはヨーロッパ連合(EU)加盟国の共通通貨で、加盟国27カ国のうち20カ国で導入されています。通貨コードは「EUR」と表記され、両替の際にもこの名称が使われます。紙幣と硬貨の流通が始まったのは2002年1月とまだ歴史は浅いものの、外国為替市場では米ドル(USD)に次ぐ世界第2位の取引量を誇り、国際的には「第二の基軸通貨」とも呼ばれています。本記事では、旅行前に押さえておきたいユーロの紙幣と硬貨の種類、デザイン、特徴についてご紹介します。

ユーロを使用している国

2025年現在、ユーロ圏(ユーロを公式通貨としている国)は20カ国に拡大しています。直近では、2013年7月にEU加盟国となったクロアチアが、2023年1月にユーロを自国通貨として正式に導入しました。これは、2015年のリトアニア以来、8年ぶりの新規導入となりました。ユーロ圏では、欧州中央銀行(ECB)が金融政策を担い、ユーロ紙幣・硬貨の発行権を持っています。

ユーロ導入国(全20カ国)

1・オーストリア、2・ベルギー、3・クロアチア、4・キプロス、5・エストニア、6・フィンランド、7・フランス、8・ドイツ、9・ギリシャ、10・アイルランド、11・イタリア、12・ラトビア、13・リトアニア、14・ルクセンブルク、15・マルタ、16・オランダ、17・ポルトガル、18・スロバキア、19・スロベニア、20・スペイン

ユーロのデザイン

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紙幣には特定の国を示す図柄ではなく、中世から現代までのヨーロッパを象徴する「架空の建築物」が描かれており、さまざまな言語や文化圏で使用する共通通貨として、中立的に受け入れられるデザインとなっています。硬貨の表面はEU共通のデザインで、硬貨の縁にはEUのシンボルである12個の星で囲う共通のルールがあり、統一されています。一方、裏面は「国家面」と呼ばれ、加盟国が自由にデザインできるため、各国らしさを感じられるデザインが楽しめます。ユーロ圏内であれば、デザインが異なる硬貨でも問題なく使用可能です。

ユーロの種類

ユーロには、紙幣7種類と硬貨8種類が流通し、ユーロ(EUR)の通貨単位は「ユーロ」、補助単位として「セント」が使われています。(1ユーロ=100セントです)

紙幣の種類と特徴

ユーロ紙幣は、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロの計7種類が流通していますが、2013年から順次発行が始まった第2シリーズ(Europaシリーズ)では、500ユーロの新規発行を停止し、6種類で構成されています。流通の中心は、5ユーロ~200ユーロですが、500ユーロも引き続き法定通貨として使用可能です。すべての紙幣には、架空の橋や窓など、ヨーロッパの建築様式を象徴する図柄が描かれており、人物の肖像画がない中立的なデザインが特徴です。第2シリーズの紙幣では、偽造防止技術が強化され、透かしやホログラム糸、マイクロ文字などが組み込まれ、100ユーロ・200ユーロには、光の角度で€マークが動いて見える「サテライトホログラム」が採用されています。また、各紙幣のシリアル番号先頭のアルファベットで、発行国を判別できる設計となっています。これらの紙幣は、欧州中央銀行(ECB)の管理のもと、加盟各国の中央銀行が分担して発行しています。

硬貨の種類と特徴

硬貨は、1セント、2セント、5セント、10セント、20セント、50セント、1ユーロ、2ユーロの計8種類が流通しています。表面(共通面)には、大きく描かれた金額の数字と、金種によって異なる3種類のヨーロッパ地図が描かれているのが特徴です。1セント~5セントは、アフリカ・アジア大陸が描かれた地球儀、10セント~50セントは、EU加盟国の国境線を示す地図、1ユーロ・2ユーロは、ヨーロッパ大陸全体の地図です。一方、裏面(国家面)は各国が自由にデザインできるため、自国の文化や歴史を象徴するモチーフを採用しています。国ごとに異なるデザインを楽しめるのも魅力ですので、旅行中に各国の硬貨を集めて、デザインを比較してみるのもおすすめです。これらの硬貨は、欧州中央銀行(ECB)の管理のもとで、加盟各国政府の造幣局が発行しています。

まとめ

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従来、ヨーロッパ各国ではそれぞれ異なる通貨が使用されていたため、為替コストや決済の手間が大きな課題でした。そこで、経済活動の効率化を図ることなどを目的として、2002年にユーロが本格導入されました。現在、ユーロ圏では、クレジットカードやスマホ決済などのキャッシュレス決済が広く普及しています。しかし、一部の国や地域では、現金が必要となる場面があり、特に、フランスやイタリアなどチップ文化のある国の飲食店やタクシーでは、料金の5~10%程度を現金で渡すケースがあります。そのため、5ユーロや10ユーロなどの少額紙幣を事前に用意しておくと安心です。 現金が足りなくなった場合は、VisaやMastercardの国際ブランドカードで、ユーロ圏内のATMから現金を引き出すことも可能です。ただし、ATM利用時には手数料がかかることが多いため、利用前に手数料の有無やレートを必ず確認してから利用するようにしてください。

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