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海外へ行くとき、どのくらい現金を持っていけばいいのか迷ったことはありませんか?念のため多めに現金を持って行く方もいるかもしれません。しかし、現金の持ち出し・持ち込みには国ごとにルールがあり、金額によっては申告が必要です。高額な場合はトラブルにつながることもあるため、渡航先のルールを事前に確認しておくことが大切です。中国への渡航時にも規制がありますので気を付けてください。
多くの国では、現金の持ち出し・持ち込みに上限があり、そのルールは国によって異なります。もちろん日本にもルールがあり、100万円を超える持ち出し・持ち込みには税関への申告が必要です。「100万円相当」には現金のほか、小切手やトラベラーズチェック、約束手形、有価証券なども含まれます。さらに、日本円だけでなく外貨も合算する必要があります。申告が必要な場合は、空港に設置されている申告書に必要事項を記入して税関に提出してください。申告書は日本税関のホームページからもダウンロード可能です。中国に渡航する際の最新情報については、在中国日本国大使館のホームページを確認するのがおすすめです。
参考)日本税関ホームページ
参考)在中国日本国大使館ホームページ
高額の現金の持ち出し・持ち込みが規制されている理由のひとつに、「マネーロンダリング」の防止があります。マネーロンダリングは「資金洗浄」とも呼ばれ、犯罪組織などが不正に得たお金の出どころを隠し、正当な資金に見せかける行為です。特に、海外を経由することで足がつきにくくなるため、国外で行われるケースが多いといわれています。犯罪組織が多額の現金を海外でマネーロンダリングするのを未然に防ぐために、高額な現金の持ち出し・持ち込みに上限を設けるなどの規制が行われています。
海外旅行が初めての方の中には、現金の持ち出し・持ち込みにルールがあることを知らない方も多いかもしれません。日本国内では100万円もの現金を持ち歩く機会はあまりありませんが、海外ではもっと低い上限が設けられている国もあります。商談や買い付けなどで多額の現金を持って出張する場合は、特に注意が必要です。現金に関税はかかりませんが、該当する場合は必ず申告を行ってください。渡航前にその国のルールや最新情報を確認して、トラブルを防ぐことが大切です。
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